。 高木氏: でも,初めて会社にお招きしたときは「有名な方を呼びつけちゃった」みたいな緊張感でガッチガチでしたよ。しかもこれから,爆乳の話をしなきゃいけないと思うと,なおさら。 北島氏: 実は当時,別の仕事が忙しかったこともあって,ダークブラッド RMT,高木さんをフォローしたうちの若手にシナリオやらせようと考えていたんです。でも,高木さんにお会いして資料を拝見したり,お話を聞いているうちに,「ああ,これは自分がやりたいものだ」と考えが変わりました。 発売前の3DS実機を取り出して「ほら,爆乳が立体視できるんです!」と実演されたときには,「なんて先見の明があるんだ!」と,いたく心を……いや,胸を揺さぶられたものです(笑)。 : その段階では,企画はどこまで固まっていたんですか? 高木氏: 凄く荒っぽい設定と,キャラのラフスケッチがいくつか,ストーリーのあらすじの,そのまたあらすじみたいなものがあった程度です。このキャラクターの立ち位置はどうだ,みたいな深い部分までは進んでいませんでした。 北島氏: ゲームと同じく,5話に分けられたプロットをもらったのは,それからしばらく経ってからですよね。 高木氏: 手順としては,僕が提示した大枠を,北島さんにブワーッと広げてもらうという流れで。 北島氏: 最初の段階でも「(必殺技で)服が破ける」とか「おっぱいが揺れる」っていう外側の部分は説明されていたんだけど,中身はあくまでシリアスでやりたい,というのにも興味を惹かれて。 なんていうか,ただ萌え萌えしたものだったら,ほかに書ける人もたくさんいるだろうしってことで,自分でやりたいという気持ちが強くなったんです。 短期勝負の脚本執筆前作のエンディングは当初……? : 脚本を書き進めていくにあたって,苦労されたポイントはありますか? 例えば「どうもこのキャラの物語が膨らまない」とか。 北島氏: いやぁ……(と口ごもる)。 高木氏: 僕が言いましょうか,作業期間ですよね(苦笑)。 北島氏: ですね。僕らは1作目を「半蔵編」と呼んでいるんですが,これの脚本を書く期間はかなり短かったんですよ。 : 半蔵編のシナリオ着手から完成までは,どれぐらいの期間だったんですか? 高木氏: ……2か月? 北島氏: 期間自体は3か月ぐらいあったんですが,戦国IXA RMT,プロットに書かれている内容を噛み砕いて肉にするためのやり取りに,だいたい1か月ぐらいかかったんです
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