670 TWINCOOLERの短さはインパクトが大きい。 ちなみにGTX 670 TWINCOOLERの基板自体はリファレンスデザインと同じもの。リファレンス基板をそのまま採用しつつ,十分な冷却能力を持った小型クーラーを組み合わせてきたものという理解でよさそうである。 GPUクーラーは2スロット仕様で,80mm角相当のファンを2基備える。全体として「箱」というか,直方体のような形状になっているのはなかなか印象的だ。PCI Express補助電源コネクタは6ピン×2の横並びで,このあたりはリファレンスデザインから変わっていない。 GPUクーラーを取り外したところ GPUクーラーの取り外しはメーカー保証外の行為であり,取り外した時点でメーカーおよび代理店保証は受けられなくなる。その点はくれぐれも注意してほしいが,今回あえて外してみると,GTX 670 TWINCOOLERのGPUクーラーが3本のヒートパイプを持っていると分かる。別途,電源部用のヒートシンクが装着されているのも見どころだ。 グラフィックスメモリチップは,表側に4枚,裏側に4枚の計8枚で容量2GBを実現する仕様だ。表裏どちらの面にもメモリチップ4枚分の空きパターンが用意されているなど,基板自体の仕様はリファレンスデザインを踏襲したものと述べていいだろう。 なお,Diablo3 RMT,メモリチップはSK Hynix製のGDDR5「H5GQ2H24AFR-R0C」(6Gbps品)で,これもリファレンスカードと同じである。 搭載するGTX 670 GPU(左)とGDDR5メモリチップ(右) 動作クロックは定格よりも高めクーラーの冷却能力は上々だが,動作音はやや残念 リファレンスデザインよりもはるかに小型なカードとなっているGTX 670 TWINCOOLERだが,実のところ,ベースクロックは954MHz,ブーストクロックは1033MHz,メモリクロックは6208MHz相当(実クロック1552MHz)と,いずれもリファレンスクロックから引き上げられている,ディアブロ3 RMT。 このあたりの詳細は,GTX 680ともども表1にまとめてみたので参考にしてほしい。 ※GTX 670 TWINCOOLERの仕様で,リファレンスと異なるところには背景色を付けた。なお,GTX 670 TWINCOOLERのTDPは明らかになっていないが,アスクはで「消費電力 170W以下」という表現を行っている
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